ブレーキキャリパーを換えてみよう

最近のスクーターは制動性能が昔に比べて向上しましたよね。
スポーツタイプの50ccスクーターにはほとんどフロントディスクブレーキが
標準装備されています。規制後JOGもディスクブレーキが標準装備されて
います。ノーマルでもなかなか効くのですが、JOG−ZRに標準装備されている
ブレンボキャリパー(通称ヤマンボ)は対向ピストンなので効きが良いはずです。
そこで、ノーマルキャリパーを外してヤマンボに交換する手順をご紹介します。
実際の作業においては、サービスマニュアルを熟読の上ご自分の責任で
作業を行って下さいね。命に関わる部品ですので。


@キャリパーを用意する

 まずこれがなければ話になりません(笑)
 作者は個人売買でゲットしました。
 最初はすべて金色だったのですが、ブレンボの
 文字の部分だけ塗装を剥がしてみました。

 ブレーキフルード(DOT4)も用意しましょう。
 それから、エア抜き・フルード抜きのために
 細いビニルホースも必要です。作者はホーム
 センターで熱帯魚用エアホースを購入しました。
Aノーマルキャリパーを外す

 キャリパーは2本のボルトでとまっています。
 少々硬いと思いますのでナメないように慎重に。
 外したボルトは再使用しますのでなくさないでね。
Bブレーキフルードを抜く

 まずノーマルキャリパー上部の手で回せる樹脂製キャップを外します。
 するとブリードスクリュー(要はドレンボルト)が顔を出しますので
 用意しておいた透明ビニールホースを差し込みます。そしてスクリュー
 を緩めるとフルードが出てきます。マスターシリンダー部リザーバー
 タンクを覗きながら全て抜きます。この時、フルードが塗装やプラス
 チック部分につくと損傷を与える場合がありますので注意して下さい。
 フルードは間違っても垂れ流しなどせずに廃油受けに入れて自治体
 の定める処理方法に従って下さい。写真では廃油が黒っぽいですが
 これはエンジンオイルの残りカスです。フルードはほぼ透明です。
Cブレンボキャリパーを取り付ける

 ノーマルキャリパーにつながっているホース部分のボルトを外すと
 ホースごと外れます。そのままブレンボキャリパーの同じ場所へ
 取り付けて下さい。ゴミが混入すると大変です。注意しましょう。
 確実にボルトを締めたら外すときの手順を参考に取り付けます。
 同じ形なのでボルトオンです。油脂分をブレーキパッドやローター
 につけないように注意して下さい。
Dエア抜きをする

 ブレンボキャリパーの取付が終わったらハンドル部のリザーバー
 タンクに新しいブレーキフルードを入れます。まだブレーキホース
 やキャリパー内にはエアが沢山入っているのでフルードは少し
 しか入らないはずです。
 エア抜きですが、先程のブリードスクリューより行います。フルード
 を抜いたときと同じように透明ビニールホースを取付けます。
 で、ブレーキレバーを10回くらい握り・放しをスコスコ繰り返し、
 握ったままブリードスクリューを緩めます。するとそこからエアが
 抜けます。抜いたとき、握りしめたブレーキレバーの反発力が
 スッと抜けるのでわかります。この作業をひたすら続けるだけ。
 (実は一番気合いがいる作業です)エアが抜けきるまでは、
 ブレーキレバーを握ってもスカスカなのですが、エアが抜け
 きるとガツンとした手応えが出ます。これで完了!



エア抜きしていくにつれ、リザーバータンク内のフルードはどんどん吸い込まれていきます。無くなるまえに
補充して下さい。エア抜きは根気が大切。怠ると命に関わりますからね。エア抜きが終わったらもう一度
各所のボルト類を増締めしてください。試走時は、最初のウチは低速でブレーキ操作をしてみて、異常が
ないか確認してから通常走行に入りましょう。



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