クラッチを調整しよう

スクーターの駆動系におけるセカンダリ側の機能は、クラッチによりエンジンの力を後輪につないだり切ったり
するだけではありません。クラッチと一緒にアッセンブリになっているセカンダリシーブに入っているスプリング、
通称センタースプリングによりプライマリシーブ(プーリー)の動きをコントロールしているんです。
クラッチ小スプリング及びクラッチセンタースプリングの硬さを変更することにより、駆動系のセッティングは
様々に変化します。クラッチ小スプリングを堅くすればクラッチミートする回転数が高くなり、クラッチセンター
スプリングを堅くすればプーリー内のウエイトローラーが遠心力で広がるのを抑える事が出来ます。
この組み合わせを色々変える事により駆動系のセッティングを調整できます。それでは、クラッチを調整してみよう!


@駆動系をバラす

 駆動系を換えてみようのページを参考に
 Vベルトまで外してください。
 必要がなければ、プーリーは外さずにそのままで
 OKです。ウエイトローラーがバラバラにならずに
 済みますからね。
Aアウターを外す

 クラッチハウジング(通称クラッチアウター)を外します。
 プーリーホルダーをかけ、24のナットを外します。(YAMAHA車)
 このとき、黒いゴムリングがナットの外側に付いているので
 なくさないようにしましょう。
Bクラッチ・セカンダリAssy'を抜く

 クラッチアウターが外れれば、クラッチ・セカンダリーシーブAssy'は
 手で抜けます。クラッチの茶色のコルクのような部分がクラッチシュー
 です。油脂が付かないようにしましょう。
Cセンターナットを外す

 クラッチキャリア(遠心クラッチ本体)とセカンダリーシーブを
 止めている41のナット(YAMAHA車)を外します。
 本来はスプリングコンプレッサーという特殊工具を使って
 センタースプリングを押し縮めてナットを外すのですが、
 自分は両足で固定して41のレンチを叩いて外しています。
 特に問題はないようです(笑)
 あ、写真では締める方向に叩いてますね、、(^^;;
 センターSPの反発力に注意して作業してください。
Dクラッチセンタースプリングの状態

 41のナットが外れるとこうなります。
 このバネがクラッチセンタースプリングです。このバネでセカンダリ
 シーブの広がりを調整し、プーリー内のウエイトローラーの動きを
 コントロールしています。センタースプリングを堅くすると一般的に
 高回転を維持でき、WRを重くできます。
Eクラッチの状態

 これが遠心クラッチです。写真のクラッチはクラッチシューが
 2枚ですが、3枚の物もあります。写真で見える赤いバネが
 クラッチ小スプリングです。一般的に「クラッチスプリング」
 というとこの小スプリングを指します。このスプリングを堅く
 するとクラッチシューが遠心力で拡がるのを抑える力が強く
 なるため、高回転でクラッチミートするようになります。
Fいろいろ試してみよう

 おりゃーーーー!とシューに穴を開けてます(^^;;
 軽量化のためです。レスポンスが若干良くなり、同じ小SPで
 若干高回転でつながるようになります。ホントはリューター等で
 削るのですが、作者は持ってません、、、、
 センターSP、小SPの組み合わせを色々変えて、自分の愛車の
 ベストなポイントを見つけてみましょう!



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